中性脂肪とアルコール

中性脂肪対策

 中性脂肪と聞くと、ダイエットや健康の敵の様に思えてしまう場合もあると思いますが、中性脂肪とは肝臓で作られ体を動かす大切なエネルギーになる物です。しかし中性脂肪の過剰な貯め込みは様々な病気を引き起こします。それらの病気は無症状で進行する事が知られているため、日頃の生活習慣の改善が必要となってきます。

 中性脂肪を減らすには食事の見直しと適度な運動が必要ですが、食事の見直しと言うと、食事バランスの改善や、油物や糖分の多いものを控えるといった事が思い浮かびますが、その他にも中性脂肪を減らすと言われている成分を食事に取り入れる事もひとつの方法と言えそうです。

 中性脂肪を減らすと言われている成分には、EPAやオレイン酸がある事が分かっているそうです。

 EPAとはサバ、サンマ、イワシ、カツオ、アジなどに多く含まれている成分で、中性脂肪、コレステロールを減少させる働きをするとされています。青魚の缶詰など多く出回っているので、そういうものを利用するのも良さそうです。

 オレイン酸とは、コレステロールの悪玉を下げて善玉を上げる働きをするそうです。オリーブオイル、ゴマ油、菜種油などに多く含まれる成分です。オリーブ油で有名な地中海沿岸に住む人々は、多くの脂肪を摂取しているのにも関わらず、冠状動脈性疾患などが少ない事がよく知られている事からもオレイン酸の働きが良く分かります。

 増えすぎた中性脂肪、コレステロールの対策に、EPAやオレイン酸を取り入れてみるというのも良い事なのではと思います。

 

中性脂肪とアルコール

 中性脂肪とは増えすぎても減りすぎても問題のある脂肪ですが、現代では増え過ぎが問題になっている場合の割合の方が高いと言われています。

 それでは中性脂肪を減らす為には、油物やドレッシングを控えめにすれば良いのでしょうか。これは完全にはマルとは言えない事なようです。体内で中性脂肪となるのは、油脂類、脂肪を多く含む食品というイメージが強いですが、実際には糖分やアルコールも中性脂肪に変化する事が分かっています。ノンカロリー食品と言われるもの以外の全てのエネルギー源を含む食品が中性脂肪に変わるというわけです。

 その中でもアルコールは小腸などからアルコールのまま吸収され、肝臓で分解、最終的には水と二酸化炭素となり排出されます。アルコール自体が中性脂肪に変わるわけではないのですが、分解の際に脂肪の合成を進める酵素が発生してしまいます。そのため肝臓での中性脂肪の合成が進み、肝臓内の脂肪細胞の中に貯えられてしまいます。

 中性脂肪に変わるのは、必要エネルギー以上に摂取してしまったエネルギーで、アルコールが中性脂肪を増加させるのはもちろん、油分、糖分も過剰な摂取によって中性脂肪増加の原因となります。

 30代の男性が1日の活動に必要なエネルギーは2200kcalくらい、女性は1800kcalくらいと言われています。自分の適正なカロリーを知って食事の改善をする事が中性脂肪減少のまず第一の方法な様です。